条件の良い医師求人が見つかったら、応募して次は大事な面接へとことを運びます。
しかしながら、医師に限った話ではありませんが、転職面接の当日に発熱したり体調が悪くなったりすることがあります。
「転職はタイミングだから」と思ったり「今日を逃したら不採用になる」と思ったりして、無理をして面接に行く人もいますが、体調不良の状態で面接に臨んでもいい結果は得られないのではないでしょうか。
今回は、実際に転職面接の当日朝に発熱したときを想定し、上手に面接延期を申し出る方法を紹介します。
目次
転職面接の当日に発熱したら、すぐに面接担当者に電話をする
もちろん、まず前提として万全の体制で「面接」にのぞむことが第一です。
ですので、転職面接の日程が決まったら、なによりも体調管理を優先します。
風邪や感染症が流行している時期ならば、不要不急の外出を控えるなど、自己管理を徹底しましょう。
それでも、転職面接の当日に発熱したり、体調が悪くなってしまったときには、できるだけ早く採用担当者もしくは面接担当者に電話をします。
面接担当者も「今日は転職面接がある」と思って、仕事の調整をしています。
面接が延期になれば、再び仕事の調整をやり直さなければならないのです。
面接の延期をお願いする電話は、面接当日の朝にはするようにしましょう。
もしも、採用担当者が外出であっても電話に出た人に「面接の延期の件で電話をした」と簡単に要件を伝えておきます。
電話では「延期する理由」と「面接可能日」を必ず伝える
担当者に転職面接の延期をお願いするときには、必ず「延期する理由」と今後の「面接可能日」を伝えます
。しばしば「面接の延期をお願いしたいのですが」とだけ言い、その後の対処を会社側に丸投げしてくる人もいますが、それでは「面接の意志がないのかな」と思われてしまう可能性があります。
最悪の場合、採用担当に「他社の面接と重なったため、うちの会社の面接をずらす必要が出てきたのか」と誤解されることもあるのです。「体調不良で面接の延期をお願いしたい」ということと、面接が受けられそうな日時の候補をしっかりと伝え、再度面接日の調整をお願いするようにします。
とくに面接を延期する理由は、できるだけ具体的に話す方がいいでしょう。
「今朝から熱が38度あります。」など、数字を入れることで相手を納得させることができます。間違っても、体調不良を隠して嘘をついてはいけません。
「体調不良=自己管理ができない人」と思われることを恐れて、嘘の理由を考える人がいますが、体調不良以上に採用担当者を納得させる延期理由はないのではないでしょうか。医師だって人間です、人間である以上、体調不良はあり得ることです。下手に嘘の理由を考えてしまい、嘘が見抜かれた時には誠実さを疑われてしまいます。
「面接をキャンセルではないこと」をメールでも伝えておく
転職面接の延期をお願いするとき、よくある誤解が面接担当者に「面接をキャンセルした」と思われてしまうことです。
「体調不良のため面接は行かれません」とだけ言ってしまえば、面接を延期するのではなく、キャンセルしたことになってしまい、その時点で採用のチャンスはなくなってしまいます。
もしも、その医療機関に転職したいという気持ちがあるのならば、電話でお詫びと面接可能日を伝えた後に、改めてメールで「キャンセルではなく延期」であることを明確に伝えておきましょう。
そして、延期して後日改めて面接に伺う当日は、必ず相手側の担当者に「延期したお詫び」と「面接をしてくれたことへの感謝」を言葉で伝えます。
面接を延期すべき急病と延期する必要がない病気の線引き
面接は延期するかしないかの判断は、意外と難しいものです。
インフルエンザのような明らかに延期しなければならない病気ならば判断は簡単なのですが、花粉症やケガの場合は判断が難しいでしょう。
・花粉症や鼻風邪の場合は、完治するまでに時間がかかります。
鼻の調子が悪い程度ならば面接延期はしないようにしましょう。
・ケガの場合は、度合いによって異なります。
足をケガしてしまい、移動に手助けが必要な場合は、事前に配慮が必要になることを伝えておきましょう。
・また、面接の緊張からお腹をこわしてしまうこともあります。
「お腹の調子が悪い」という症状は、一見軽いように思われますが、実際は一番厄介な症状です。面接のタイミングでお腹の調子が悪くなるかもしれないし、トイレを探していて面接時間に間に合わなくなる可能性もあります。
お腹の調子が悪いときには、熱がなかったとしても延期をお願いしたほうがいいでしょう。
転職活動中は、想定外の急病やケガをしてしまうこともあります。
つい「予定通りに進められないと不採用になる」と考えてしまい、無理をしがちですが、面接の延期はよくあることなのです。
延期が不採用になるのではなく、延期の申し出に問題があるとき、対応に問題があったときに不採用の可能性が出てきます。
急病になったときには「ピンチをプラスに変えるチャンス」と思って、正しい対応をしましょう。