医師に限らず転職の際、履歴書に書く志望動機はとても重要です。
採用側の担当者へ与える印象が大きいので、熱意のない曖昧な志望動機では転職に失敗してしまう恐れすらあります。
また自分の強みをしっかりとアピールしていただければ、それに対しての正当な評価を受けやすくなるので、優良医師求人に対して良い条件で採用を受けるためにも大事なポイントとなります。今回は、スムーズに転職するための志望動機の書き方についてお話します。
目次
【医師の転職】履歴書の書き方(志望動機)
履歴書の作成は、転職先で業務を行う十分な能力があることを示す重要な書類です。
一般職でもそうですが、医師にとってもそれは同じで、志望先にアピールする大事なポイントとなるので是非しっかりと丁寧に書いてください。
履歴書の中でも、特に大事なのが「志望動機」です。
「なぜその医療機関で働きたいのか」を軸に丁寧に書きましょう。志望先が複数ある場合でも、この項目だけはそれぞれの病院に合わせて編集して書き直しをしましょう。
それでは、完成度の高い履歴書(志望動機)を作成するコツと例文を紹介します。
転職の志望動機ではあなたの熱意をアピールする
志望動機や自己PRというのは、面接時の話題になることが多くあります。
質問されたら内容と相違がないよう、しっかり書くことが大切となります。
志望先の医療機関とあなたの経歴とのマッチングを意識した上で、
志望動機では、仕事への熱意とビジョンをアピールします。
例えば、女性産婦人科医の志望動機の例文と書き方の場合には、
私は産科と婦人科の両科を経験できましたが、今後は不妊治療を専門に診察したいと考えております。大きなお腹をした妊婦の方の隣で不妊治療に来られる方が気の毒で、何とか力になりたいと思ったからです。(中略)私は、そのような不妊治療に理想的な環境が整った貴院にて、不妊に悩むご夫婦を全力で支えていきたいと思っております。
上記のように、「力になりたい」や「全力で支えたい」という言葉を使って、
志望先の医療機関に対して、ドクターとしての情熱を表現するようにします。
また、熱意の裏付けとなる具体的なエピソードを書くのも良いでしょう。
あなたの熱意を、よりリアリティを持って相手に伝えることができます。
また、新しい診療科に転科する場合は、なぜ診療科目を変えたのかという点に面接官が疑問を抱く事も考えられますので、しっかりと答えられる様にしておきましょう。
医師の履歴書、志望動機の例文
医師が転職する際の志望動機は、自分のできること、または今後やりたいことを気持ちを込めて伝えることが大切です。
それでは、履歴書の志望動機の例文をご紹介します。
総合病院の外科医師志望(30代、男性)の例文
私は、救急医療を志して外科を選びました。貴院は高度救命救急センターを備えた当地域の中核病院ですが、近隣の市町の医療体制が不備であるため、救急患者の多くが他地域の医療機関に回送されています。私は、このような現状を打開するために、貴センターを中心として個人病院をも含めた広域な救急医療体制を構築すべきだと考えています。それは、また、ひとり救急医療だけでなく、高齢者医療を中心とする新しい地域医療システムの構築にもつながるものと思います。私は、今はビギナーの身ではありますが、いずれはこのような医療システム造りに積極的に関わっていきたいと思い、貴院を志望いたしました。
歯科医師志望(20代、女性)の例文
私は、歯科医師としての誇りをもって生涯歯科医療に従事したいと考えております。貴院を志望いたしましたのは、優秀な先生方が揃っておられる上に、最新設備が完備し、しかも、優れた研修システムが完備していることをお聞きしたからです。日々真摯に諸先生のご指導を承り、患者の方々への応対の仕方にも心を配り、明るく元気に勤めさせていただく所存ですので、なにとぞよろしくお願い申し上げます。
内科専門医、製薬会社の研究医志望の例文
私は医学部卒業後は大学院に進み、内分泌代謝の研究をしていました。大学院修了後は医局に2年、その後一般病院で3年内科医として臨床医料に従事していましたが、目の前の患者を治すことだけでなく、研究活動も続けていきたいと考えていました。そこで製薬会社の研究職であれば、研究開発を通じて医療の発展に貢献でき、同時に治験などを通じて臨床の状況を知ることもできると考え、貴社の求人に応募致しました。貴社のような内分泌系医学の研究環境が整備された理想的な環境で、研究に専心したいと考えております。貴社の明確な実績主義によって高いモチベーションを維持しつつ、貴社に優れた研究成果をもたらすことをお約束致します。
医師のみなさんは病院側にとっては貴重な財産です。
医療技術や学識はもちろん大切ですが、病院や地域医療にとって有意義なビジョンを描ける医師というのは好印象を与えます。
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実は、医師が個人で転職先を探すのは、かなり困難というのが実情です。
例えば医師が初めて転職する場合には、大学医局を離れることになります。
医局を離れるのは、医局の人事で関連病院に派遣されるのとは違って、大きな決心が必要です。さらに、地域の病院に影響力を持つ医局の組織力がなくなるので、転職先も自力で探さなくてはなりません。
しかし医師個人で求人を検索しても、自分の希望する条件に合った転職先を見つけるのはそう簡単ではありません。
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また、勤務時間や待遇など、面倒な個別の条件交渉も、転職エージェントが医師に変わって行ってくれるので、とても助かります。
もちろん、履歴書の志望動機についても、丁寧にアドバイスをもらえます。
プロの専任のアドバイザーに指導を受けることで、独りよがりな志望動機ではなく、担当者に明確に意志をつたえられる内容になるはずです。
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