医師の転職事例として、医局関連の小児外科から緩和ケアを行う一般の民間病院へと転職した医師の転職活動の感想をご紹介します。
目次
医局を離れて民間病院へ転職した医師の口コミ体験談
長崎県 小児外科医 男性医師 32歳
年収:1,200万 → 1,290万
担当科目:小児外科医 → 緩和ケア
勤務形態:週5日勤務 → 週5日勤務
勤務地:長崎県 → 長崎県
親が病気になり医局人事に対応できなくなったので転職しました
私は、昔から子供が好きだったので小児外科医として医局に所属し、医者としての技術を積んでいました。そんな時に、突然父親が病気を患い、数年ごとに転勤を繰り返すという医局人事に対応できなくなってしまったのです。
親の面倒を看るためにも転勤のない環境がベストなのですが、なかなか医局に所属していては不可能でしたので、今の病院を辞めて民間病院に移ることにしました。
新しい転職先を探すのにあたっては特に知り合いのつてなどもなかったので、インターネットの口コミで評判の良さそうな「医師転職ドットコム」に求人探しをお願いしました。
以前から興味のあった緩和ケアへの転科を希望した
自分としてはまだ小児外科医としてスキルアップしたいという思いはありましたが、自宅から通える範囲には小児外科の症例を多く扱う民間病院がなかったため、しかたなく小児外科医としての勤務は諦めることにしました。
そこで、小児外科と並んで興味を持っていたのが緩和ケアだったので、緩和ケアへの転科を希望しました。というのも、前の職場では小児外科だけでなく外科の業務も行っており、終末期の患者さんへの緩和ケアの重要性を痛感していたのです。
もちろん前の病院にも緩和ケアチームはあったのですが、専門病床がなかったため終末期の患者さんを最後まで看ることは叶わないのが実情でした。それもあって、これからは緩和ケアの専門病床をもつ病院で一から学びながら患者さんのために尽くしたいと思い、その旨を担当のコンサルタントさんにお話しました。
コンサルタントのアドバイスのおかげで無事に内定を頂きました
まず、インターネットからメディウェル(医師転職医ドットコム)に無料登録するとすぐにご連絡を頂いたので、自分が転職するに至った事情などをコンサルタントに実際にお会いしてお話ししました。
後日、未経験でも応募可能な緩和ケアの求人をいくつか紹介してもらいました。
その中に全国的に見ても最先端のホスピス医療を行っている病院の求人がありました。ここなら思う存分、緩和ケアを学ぶことができると思い、面接をセッティングしてもらいました。
実際の面接では緩和ケアへの転科の動機を細かく聞かれました。
どうやら「救急対応がなく楽だ」という理由で緩和ケアを志す医師もいるそうで、私が緩和ケアに対してどれくらい真剣かを確かめたかったようです。
私は事前にコンサルタントから転科の動機については答えられるようにしておいた方がよいとアドバイスされていたので、慌てずにうまく熱意を伝えることができました。そのためか無事に内定を頂き、転職することが出来ました。
医師転職ドットコムを利用した感想
はじめての転職の上に異なる科目への転科だったので不安だらけだったんですが、転職活動の流れを教えてくれたり、面接で聞かれることについてアドバイスや相談に乗ってくれて助かりました。
また、退局の際に医局の元上司の引き留めにあったのですが、上司を説得するコツに関してもコンサルタントにアドバイスをいただき、きれいに退局することができました。
緩和ケア未経験であることに加え成人の全身管理に関して経験の浅い私が、最先端の緩和ケアを行う病院で働けるようになったのは転職エージェントを利用したおかげだと思うので、内定するまで面倒をみてくれて感謝しています。