今回は、眼科から人間ドック・健診医に転職した女性医師の口コミ体験談をご紹介します。
この女性医師は、転職して以前と比べてゆとりのある勤務環境を手に入れています。
現在の職場環境に不満をお持ちのドクターは参考にしてください。
目次
眼科から人間ドック・健診医に転職した医師の体験談
広島県 眼科医 女性医師 30歳
年収:500万 → 750万
担当科目:眼科 → 健診・人間ドック
勤務形態:週5~6日勤務 → 週5日勤務
勤務地:広島県 → 山口県
拘束時間が長い大学病院の勤務がキツくて転職を決意
私は、以前は大学病院で眼科医として勤務していました。
ですが、勤めていた大学病院はとにかく拘束時間が長く、朝6時に出勤し夜の12時前にやっと帰宅するという状態でした。さらに土日も緊急手術の手術補助のため出勤することが多く、なかなか自分の時間を持つことができませんでした。
私はもともと緊張しやすい性格で勤務中は常に気を張っているため、心の休まる時間が全然なくて、いつの間にか身も心もクタクタになっていました。
また恥ずかしい話ですが、確固たる意志があって医師になったわけではないので、患者の体を預かるというプレッシャーに耐えられなくなってしまいました。そもそも眼科を選んだのも「患者の死に直接関わらなくて済む」という理由からです。しかし、眼科の診療も一歩間違えれば失明につながり患者の人生を大きく狂わせることになるのだと気づき、怖くてたまらなくなりました。
実は、あまりの業務の辛さに医師を辞めようとさえ考えたこともありました。
とにかくこのままの状態で勤め続けるのは不可能だと判断し、ゆとりのある働き方を求めて転職したいと思い、「医師転職ドットコム」にインターネットから無料登録してみました。
健診医に転科したくて指導体制が整っている病院へ
医師転職ドットコムの担当コンサルタントさんに私が希望したのは、人の死に直面しない健康診断の現場への転科というものでした。
また、健診医は未経験なのでしっかりと指導してくれる環境を希望することと、転職先については中国地方のエリアを希望すると伝えました。これは私の実家が中国地方にあり、何かあった時にはすぐ帰れるようにするためです。
新しい勤務先が決定するまでの流れ
未経験でも健診医として雇ってくれる医療機関がどれくらいあるのか分からなかったので、まずは未経験でも応募できる中国地方の求人をいくつかメールで送ってもらいました。幾つか紹介された中で、良さそうな求人があったので、コンサルタントと実際にお会いし詳しい話を聞くことにしました。
お会いした際には事前に送ってもらっていた求人の詳細な説明を聞くだけでなく、現在の職場への不満や臨床への不安をお伝えしました。コンサルタントが年の近い方で、とても親身になって話を聞いてくれたので、つい話し込んでしまいました。その後、健診だけでなく精神科への転科やコンタクト外来、介護施設での勤務などをコンサルタントに提案してもらいました。もはや健診業務か医師を辞めるかという二択しかないと思い込んでいたので、ほかの選択肢もたくさんなることがわかり、とても明るい気持ちになりました。
紹介してもらった医療機関の中に、「ここが良い!」と思う求人がありました。
職務内容は施設内健診のみで、常勤医師が既に2名いる病院です。人間ドック健診指導医も2名いて、指導体制も申し分ないように思えました。すぐにコンサルタントに日程を組んでもらい、面接に行くことにしました。
面接では内科部長や健診の常勤医師に色々と話を伺いました。
この時出席していた健診の常勤医が私と似た境遇の女性医師で、この病院に入った時は全くの健診未経験だったそうです。そこから3年ほどでほぼすべての健診業務を任せられるほどに成長し、健診だけでなくマンモ読影A判定の資格も取得したと聞きました。転職した場合、しばらくはこの医師にマンツーマンで指導についてもらえるとのことです。指導体制が整っているので未経験でも成長でき、実際に未経験から始めた医師もいるという話を聞き、ここでなら私も働けるかもしれないと思いました。
また、時間外勤務も少ないそうで、夕方までには健診業務が終わってその後の時間は勉強にあてられるという点も魅力的でした。これまでの仕事とは違い、オンオフのメリハリのついた勤務ができると感じ、こちらの病院への転職・入職を決めました。
医師転職ドットコムを利用した感想
一時は医師を辞めようかなとも考えていた私ですが、メディウェルのコンサルタントさんが親身になって相談に乗ってくれたおかげで、仕事へのやる気を取り戻すことができました。医者のお仕事をこんなに前向きに考えられたのは本当に久しぶりです。私に良い転職先(病院)を紹介してくれて、仕事へのやる気を取り戻してくれたコンサルタントさん、本当にありがとうございました。
転職で自由な時間を手に入れることが出来た
いかがでしたでしょうか。
このように転職することで、激務の環境から開放されて、自分の自由時間を手に入れている医師は少なくありません。最近では、たとえ給料が下がっても伸び伸びとゆとりを持って勤務することを望む医師が増えているのも納得です。
同じような悩みを持つ皆さん、激務によりいつの間にか心身ともに衰弱してしまう前に、一度転職を考えてみてはいかがでしょうか。