「今の病院にこのまま勤務していて将来大丈夫なのか」と不安を抱えている場合、転職という言葉が頭をよぎります。
漠然となんとなく転職を考えている場合でも、「今より良い条件の病院があれば転職してもいいかも」と考えるのは当然のこと。そんな時、医師の求人をとりあえず探して見たいと思うはず。
では、医師の求人募集はどうのような時期に探すのがベストでしょうか?
ここでは、「医師の求人募集が多い時期」についてお話します。
医師の求人募集が多い時期と少ない時期
医師の転職の場合、3月と10月が転職の多いシーズンとなります。
これは、3月や10月には病院側から正式な異動の辞令が出たり、医師の退職時期などが重なるためで、この時期には医師の不足分を補充するために、それぞれ医療業界の求人を取り扱う転職サイトでも、求人数がぐんと増えます。
転職を考えている医師は、この時期なら求人サイトでたくさんの求人情報を比較検討しながら、少しでも自分のニーズや希望に近い条件で転職先を見つけることもできそうですね。
医師の求人情報の増減をみてみると、3月と10月にもっとも求人数が多くなる一方で、求人数が少なくなる月もあります。それが、6月や12月。
6月には人事異動で医局で人が盛んに異動する時期なので、他の病院への転職を考える医師はぐんと少なくなるようです。また、年末年始には、何かと忙しくなる時期ですから、病院自体が採用を控える傾向があるようですね。
余裕を持って早めに転職活動をする
ただし、医師という仕事は、転職したいなと考えたからといって、すぐに転職できる環境にあるというわけではありません。特に職場の人間関係やストレスなどが原因で転職を考えている場合には、根本的な部分ができなければ、転職先でも同じ問題にすぐにぶつかってしまうことになってしまいます。
また、昨今ではどの病院でもギリギリの数の医師で病院を回しているのが現状です。一人の医師が欠員になると、その診療科の運営自体に大きな支障が出ることも多く、転職したいという自分の気持ちだけで転職を決断できない事情もあったりするようです。
転職を考えたら、まず最初に冷静になって本当に転職しなければいけないのかどうかを考え、現状の職場で問題解決できるかどうかを試行錯誤することも大切です。
常勤で忙しく求人情報を調べる時間がないときには?
それでも転職することが自分にとってベストという決断を出したら、退職してから就職活動をするのではなく、現在の医療施設に在籍しながら転職活動を始めることが成功のコツとなります。
今すぐに転職しなければいけない事情でなければ、心にも余裕をもって転職活動ができるはずですし、去る病院にとっても、後任の医師を募集するなどの対策ができるはずです。
常勤で忙しくて求人情報を確認する暇が取れないという医師は、転職サイトに登録して自分の求めている条件の求人募集を探してもらうと転職活動が楽になります。
転職サイトで事前に希望を伝えておけば、コンサルタントがあなたの希望条件に合った求人が見つかるごとにメールで情報を送ってくれるので、忙しい医師にはオススメです。